フレーベルの教育思想の根底に流れているのは、万物在神論である。これは、万物は神から与えられたものであるとして、神がその根源であり、神によって生かされているのであるという思想である。したがって彼の教育観にもそのことが影響している。たとえば彼の主著である『人間の教育』(1826)では、教育の根本には神と自然と人間があり、それらの関係のなかで人間の本性が生かされていくことを主張している。その教育の原理は子どもが内に持っている自己活動の原理であり、この自己活動や行為から認識が導かれるとしている。また『母の歌と愛撫の歌』(1844)では、家庭教育の重要性についても言及している。これはフレーベルが母親たちに向けて書いた本である。この本は、7つの「母の歌と愛撫の歌」、50の「遊戯の歌」で構成されている。
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