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自ら知識を得る機会を求めるという姿勢

なぜ保育園の保育士は外国人の子どもの受け入れに困難さをあまり感じないのだろうか。その理由として、行動観察などの結果から、次の要因を指摘することができる。第一に、自分たちのできる範囲を明確に内外に示し、できないことは外注したり、他の機関に依頼したりする柔軟さをもっていることである。たとえば給食室がないため子どもの給食を外注している。この問題の是非に関するさまざまな議論は別にしても、他の機関と連携することによって、保育を円滑に行っているとも捉えることができる。すなわち状況に応じて代替案を採択できるシステムをもっており、それが外国人の子どもを受け入れる際にも応用されているのではないかと思われる。既存のシステムからはずれたやりかたが異文化からもち込まれても、柔軟に対処する行動につながっているのではないだろうか。また一方で、自分たちのできる、またはやらなければならないことに関しては、保育機関内の全員が明確に認識しようとしていることである。A保育園は認可外保育機関のため、職員セミナーなどのさまざまな情報が入ってこないことが多い。そのため多くの保育士が、自分たちで研鑽を怠らないようにと研修などに積極的に出かけていくとのことであった。上から与えられた機会ではなく、自ら知識を得る機会を求めるという姿勢も、新しい価値観や行動を取り入れていく土壌づくりになっていると思われる。

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